may鯖で細々と駄文書いてます

仁さんの作品

銀のタマゴ
竜の新生児は母親の胎内から産まれ出てきた時点で、既に外界で生きていける段階まで成長しているが、卵の中でさらに過ごすことで、孵化時にはほとんどの外敵を寄せつけないだけの大きさと強さ...
10月31日 05:28 / 表示:113 コメント:0
12745字(約25分)
 
Volf the Dragonbane
異相の巨漢が右の拳を振るうと、四人目の男が宙に血と歯をふり撒きながら吹き飛んだ。扼していた左手を緩めると、絞め落とされて意識を喪った三人目が地に転がる。立っているのはふたりになっ...
10月8日 23:39 / 表示:74 コメント:0
32170字(約64分)
 
Scintillating Silver Scales #0
子供のころ、父は滅多に帰ってこなかった。 たまにしか帰ってこないけれど、私の自慢の父親だった。 父はみんなを守るための仕事をしているということを私は知っていた。祖父も同じ仕事をし...
6月13日 09:38 / 表示:65 コメント:0
8839字(約17分)
 
Scintillating Silver Scales #5
渡されたリストを半分消化したところで、私はひとつ息をついた。発着場までは店の人が持っていってくれるので、大量の荷物を抱えて街中をさまよう必要はないとはいえ、五〇ポンド入りの麻袋が...
3月28日 19:53 / 表示:46 コメント:0
14814字(約29分)
 
Scintillating Silver Scales #4
拝啓、父上、母上、いかがお過ごしでしょうか。わたしは元気にやっています。兵舎という言葉に怖いイメージを持っていましたが、そんなことはありませんでした。ご飯もおいしいです。航空隊は...
11月22日 16:30 / 表示:69 コメント:0
16792字(約33分)
 
Scintillating Silver Scales #3
「会議の警備?」 薮から棒な話であって、私はそうとうに胡散臭げな表情をしていたはずだが、基地司令代行のガレイン中佐はむしろ晴れやかな調子でこういった。「うむ。六年ぶりの、戦時協定更...
10月26日 03:24 / 表示:60 コメント:0
11076字(約22分)
 
RAID ON NORTHERN DRAKE 5
5 北の大地を猛然と爆走するのは、なにも超人異能者ばかりではない。 とはいえまき散らす騒音の多くは、荒れた地面を大口径のタイヤがつかむ音であり、潅木を薙ぎ倒す音だ。エンジ...
8月15日 05:54 / 表示:63 コメント:0
11481字(約22分)
 
殺人ビーンズへの反撃
甚だ奇妙な通報だった。 標準日時にして、九月十日午後十時四十二分。この辺りは、時刻と実際の光陰の移ろいとの関係が整合性を持って保たれているから、良い子は夢の国に、悪い大人は宵の口...
8月14日 04:09 / 表示:20 コメント:0
3385字(約6分)

 
RAID ON NORTHERN DRAKE 4
4 第十一分隊は、奇妙な動きの敵と遭遇し、困惑していた。 複数種類の蟲型怪物が、やけに巧みな連携をみせるのだ。 まず最初は、地中から現れた長環蟲《ワーム》だった。相も変わ...
8月14日 01:04 / 表示:34 コメント:0
10198字(約20分)
 
RAID ON NORTHERN DRAKE 3
3「ぬををおおおーーー!! ——よし、一匹は俺でなんとかなる。お前たち、あと二匹頼んだッ!」 クマ階堂悟郎が、満身の力を籠めた両腕で魔甲蜈蚣《ダイア・ピード》を押さえ込む。...
8月10日 05:42 / 表示:42 コメント:0
12095字(約24分)