「双葉学園」の検索結果

福音
一 ちりちりと刺す首筋の痛みに身をよじると、今度はその感覚が顔いっぱいに広がった。 唐橋《からはし》悠斗《ゆうと》が目を上げると、窓の外から昇ったばかりの細長い朝日が、顔...
10月9日 21:00 / 表示:20 コメント:0
11024字(約22分)
 
ゴーストヘッドにうってつけの日 第三話
※ ※ ※ 自転車に乗って道路を走っているとパトカーと何台もすれ違った。何かあったのだろうかと鷹野《たかや》淳美《あつみ》はその行き先を見つめる。パトカーが走っていったのは第三住宅区...
9月27日 23:20 / 表示:19 コメント:0
7970字(約15分)
 
ゴーストヘッドにうってつけの日 第二話
※ ※ ※  異様な人物が街にいた。 休日で人通りの多い商店街の人込みを、一人の男がフラフラと危なっかしい足取りで歩いている。だが男のその風態は和やかな街並みの中では明らかに異...
9月27日 23:17 / 表示:16 コメント:0
9604字(約19分)
 
ゴーストヘッドにうってつけの日 第一話
大学部の一室にわずかな明かりが灯っていた。 夜の校舎を闇と静寂が覆っている。キャンパスには誰も残ってはいない。当然だろう、もう時刻は零時を過ぎている。 だが一人の老練な紳士だけ...
9月27日 23:16 / 表示:31 コメント:0
8436字(約16分)
 
灰色小咄
灰色小咄 血の色は水より濃い。 赤く血が湧き出し、肉が無残に空《くう》を躍る。 肉は切られ、骨は断たれ、そのそれぞれが赤い血溜まりの中に落ちて混ざり合う。 赤い、赤...
9月26日 03:35 / 表示:26 コメント:0
9812字(約19分)
 
うさぎ
紅い月が見えている。 血のように紅い紅い月が。「綺麗……」 そう言った彼女の唇に紅い雫が一滴垂れた。 月明かりに照らされて微かに色を判別できたその液体を、何かと確認する前に彼女の...
9月26日 00:21 / 表示:16 コメント:0
3880字(約7分)
 
狙われた醒徒会長
「同士諸君!」 薄暗い部屋の中で、赤城《あかぎ》は声を張り上げた。 その部屋には赤城の他に、二人の男がいた。一人は痩せていてメガネをかけている青山《あおやま》で、もう一人は肥満体形...
9月17日 19:49 / 表示:17 コメント:0
2747字(約5分)
 
福祓い鬼物語
福祓い鬼物語「ところで」「ん?なんだ?」 まるで蛇口の壊れた水道のようにとどまることを知らない言葉の奔流。背中から浴びせられ続けるそれの一瞬の緩みを突き、整った瓜実顔とそれと正反...
9月16日 23:43 / 表示:16 コメント:0
13184字(約26分)
 
bust a move 1
bust a move 1 姿見《すがたみ》を眺める。 映っているのは一人のギャルソンだ。 華奢《きゃしゃ》な体付きを、地味だが仕立てのいいスラックスとベストで覆《おお》って...
9月16日 21:18 / 表示:17 コメント:0
12599字(約25分)
 
コンビニ・オブ・ザ・デッド
灰原《はいばら》忠夫《ただお》は退屈していた。 彼の住む猫鳴村《ねこなきむら》はN県の田舎にある山に囲まれている小さな村だ。国道近くにある村で唯一のコンビニエンストアで忠夫は深夜...
9月15日 18:05 / 表示:17 コメント:0
10466字(約20分)